AIKATSU!

〜ずっとみていたいよ〜

クロスハート musical ver.が最高だった話!

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あのLive ver.を終えて約1ヶ月。

こちら↓

http://sabarada.hatenablog.com/entry/2016/11/13/221024

 

場所を変えZeppブルーシアター六本木でmusical ver.が行われました。

 

中盤までネタバレ注意です。

 

ラの低音と低めのラのベルの音で始まる(このピッチが良いんだ)かっこいいクロスハートテーマ曲から舞台は幕を開けます。この話はフランス百年戦争時代のラナチュールというところを舞台に繰り広げられます。

 

ブルゴーニュ派と対立し、親友だったリュック(屋良くん)とセザール(優馬)が自由と平和を求めるリベルテを作るのです。

そこでミカエルという*1人物によってブルゴーニュ派に属することになったセザール。

 

この舞台の題名でもある、クロスハート。本当に心がクロスしているのです。友を思う気持ち、また恋模様までもがめちゃくちゃ複雑に絡み合っているのです。とにかく最初から最後まで気を抜けません。

 

フランス百年戦争とか世界史嫌いだったし訳分からんわと初っ端思ったのですが、さすがに同じ舞台を7回も見れば、色々と分かってきたのでつらつらと文にさせてもらいます。笑ってはいけないポイント、見どころポイントも一緒に書いていきますね。寺西くんなのですが、ミュージカルでは前髪を巻いてさらにかっこよさが増していました♡寺西くんポイントも一緒に載せます♡

 

この舞台、曲が本当に良くその歌詞やメロディーが感動をくれていると思います。カミーユ役の唯月ふうかさんの声は本当に透き通っていて毎回聴き入ってしまいます。カミーユとアルセーヌが歌う「自由を求めて」は本当に切なく、綺麗な曲でした。

「そう…ブルゴーニュ派を支持する、私はティエリ」リベルテ派のアルセーヌ、私に何の用です〜」はすぐに歌ってしまうやつです。

 

セザールアルセーヌは両思いなのですが、派閥が2人に壁を作ってしまうのです。セザールもリュックにブルゴーニュ派を名乗らせようとするのですが、リュックの意思も、セザールの意思も固かったのです。リュックアルセーヌは姉弟で、両親をブルゴーニュ派の人間に殺されていたのです。リュックは同じくブルゴーニュ派の人間に両親を殺されたカミーユのことが好きなのです。もう人間関係が複雑すぎる。

争うしか道がないリュックセザール

 

リベルテは王子シャルルに会いに行こうとするのですがそれを阻止しようとするブルゴーニュ派。葛藤にしながらも戦うことを選んだセザールは想いを寄せていたアルセーヌと親友であるリュックを殺してしまうのです。

殺陣では寺西くん演じるロドリグと諸星くん演じるマクシムも活躍します。寺西くんの殺陣のときの表情は舞台期間前半よりも後半は自然になっていて、迫力あるものになっていましたし、セリフの言い方も変わっていて、本人はかなり研究したんだなと感じました。

 

 

ここで時代は変わり2016年。聖城芸術大学のフランスの歴史を勉強する仲良しサークル。重い雰囲気の舞台だと思われがちですが、ここは明るくなります。カミーユが書いた手記を元にミュージカルをしようという話になります。

ここでの寺西くん演じる六条龍也くんがすごく寺西くん!!!!!THE GREATESTと書いてあるキャップにワインレッドのブルゾン、白のロンTに赤系のチェックシャツを腰巻き。そして寺西くんのトレードマークでもある黒ピチパン!!最高か。足元は白のハイカットで私が観た回は1度だけパンツをロールしてて完全に寺西くんの着こなしになってました(泣)表情や小さな動きまで細かくこだわってあります。大介、諸星くん演じる真二郎と仲がいいんだろうなと感じられるシーンが、とてもかわいいです!!!

デブのニコラ役をすることになった大介に「喜んでるー!!!!」のあと首を腕で締められる龍也くんと真二郎が可愛すぎる件。さすったりやほっぺをさすったり真二郎に大丈夫?って聞く姿がまた可愛すぎる。大介がリュックをしたがった時も「ムリー!」ともろてらで言うのですが前半は「ムーリ!」っていう言い方で、ここにも工夫が見られます。准教授のRKのあとに何かしらツッコミを入れたりボケ入れたり、たけしさんのモノマネぶっこんだりする龍也くんも見物です。

そのあと仲良し大介真二郎龍也くんの晩飯のくだり。焼肉サンキューハシゴとか色々ここも寺西くんセリフ変えてます。そのあとはサケのくだり。優馬の長々としたアスタキサンチンとかいう説明のあと「へ〜。さすが!(さかなクン)」と言ったあとの寺西くんがまた可愛い!ギョめんなさいとかギョギョッとか何かしらこれまたぶっこんできます。

そのあとの中河内さん演じる榎本の手塚先輩への猛烈アタックも見どころです。中河内さん本当に面白い人です!!!

アルセーヌを演じることになった准教授とセリフの稽古をする優馬演じる悟。ここ面白いです!優馬の頭がすっごく長く感じます←?

そして現代で優馬演じる悟と屋良くん演じる陸にある事件があり、陸は命を落としてしまいます。その運命を変えるため、悟はタイムスリップすることになるのです。

 

印象に残ったセリフ。運命と宿命についてです。宿命は変えられないが運命は変えられる。人間の意思を超越して幸不幸が巡ってくる……それが運命。考えさせられますね。

 

2幕では時代は元に戻りフランス百年戦争真っ只中になります。心は悟、体はセザールという状態です。最初はブルゴーニュ派のシーン。ブルゴーニュ戦士の戦いという曲なのですが、最初はお酒の注ぎ合いで寺西くん演じるロドリグが中河内さん演じるエルネストに注いでもらえたり注いでもらえなかったり悲しく自分で注いだりするロドリグ可愛すぎるー!ロドリグなのですがロドリグ↓ではなくロド↑リグでした。てらにしのイントネーションです。歌割りもあってハモリまでやってて、めちゃくちゃ上手です!ダンスもキレキレで!!

このあとくらいにジルベールがクロスを忘れてしまうシーンがあるのですがこれは何を表しているのか最後までよく分からず…。誰か謎解きしてください……最後の結末の命の行方にかかっているのでしょうか。

そして晩餐会のシーン。ワルツを踊るのですがそのときの紳士的な寺西くんの表情にずっとやられっ放し……女性と組むところもあるのですが上手に入ると自分が一緒に踊っているような気持ちになって息が止まります。そのあとのカッコイイナンバーもキレキレ寺西くんが見られます!!!コップやフォーク、机など身体を使ったリズムもかっこいい!

タップダンスで止められるのですがなんかビックリします。玉野さん、タップダンスの第1人者らしい!話は戻るけどセザールの母がめちゃくちゃモナ・リザ風で笑ってはいけないポイントだった。

 

それぞれの派閥の歌の間の表情も注目ポイントです。「証拠を見せろ!」というパートもセリフ調になっていて研究したんだろうなと思いました。諸星くんの「そうだ絶対!」の言い方も個人的にめちゃくちゃ好きです。

そのあとのセザールの想い、カミーユの辛い記憶もすごく心に響く歌になっています。

晩餐会では決めたかったことの結論は出ず、作戦会議をするべくリベルテ派のシーンへと移ります。デブのニコラ(言い方)が力を振り絞るシーンでオナラが出て、その握りっ屁にて臭いを鑑定するマクシムのセリフがあるのですが、スパイシーだったりラベンダーだったりカモミールだったり日によってそれぞれなのでここも注目ポイントです!一番好きなのは「春の訪れ🌸(絵文字入れたくなる)」でした。そのあとの「我らはリベルテ」という歌の諸星くんの歌の実力にびっくりさせられます!声量もあって伸びも良くて!そのあとのワルツもかわいく踊って、本当に楽しさや平和さが伝わってきます。この曲エレクトーンさえ手元にあれば弾きたくなっちゃいます!!

 

このあとまたそれぞれの恋模様が動き出します。リュックがカミーユに告白しようとするシーンも心がホワっとしちゃいます。

そして序盤で見たシーンが再びやってきます。今度は1幕とまた違う結末が待っています。

舞台、見て欲しいので結末という結末は言わないでおきますね。

 

寺西くんが屋良くんを見事なまでに軽々と担いで行くシーンがあるのですが、仕事に行きたい私をあぁいう風に無理矢理担ぎ上げて欲しいなって思った寺西担は私です。

 

そして半年後へと物語は進み、色々あって(ここも見て欲しいので言わない)「伝えたい想い」という歌へと移りますが、泣けます。

メロディーからも感動させられるし、セザールとリュックが重なる場面が本当に涙が……

Twitterにピアノで弾いてみたの載せてるので、上手でもないし正確ではないしあやふやですが、よかったら雰囲気だけでも感じてください。

 

最後にまた時代は現代へと戻り、運命は変わるのか?ぜひ皆様の目で、確認してください。

 

この舞台、私のように頭が弱い人だと一回観ただけではえっ!何が起こった?!ってなりそうなので、やっぱり数回見て物語を深く深く見ることをオススメします。チケットもまだありますよ!!!!

 

寺西くん、諸星くんの出番もめちゃくちゃ多いと言うわけではありませんが、それぞれ見どころもしっかりあるし、アドリブも本当に増え、セリフの言い方や表情の変化もたくさんあって楽しめます。何よりジャニーズ(トンチキ)舞台を主に見ている私にとってこんなにストーリーのある舞台は久しぶりに見たと言うか。本当に考えさせられます。外部舞台も他にもたくさん見てきたのですが、話も分かりやすく、尚且つお話にのめり込んでしまう内容です。liveバージョンを見た人は「こういうことか!」とスッキリすると思います。

 

そして寺西くんの美しい三方礼は本当に皆様に見て頂きたいポイント!!初めての外部舞台。オーディションで勝ち取った役。仲良しの諸星くんと一緒にお互いを高め合い、先輩やプロの俳優さんに色んなことを学ぶいい機会にもなったと思います。寺西くん自身、殺陣の経験はほぼ無かったと思うし、お芝居でセリフを言うことも、歌を歌うことも中々チャンスがなかった人なので実はこんなに出来るんだぞ!って色んな人に知ってもらえるきっかけになったと思うし、私自身も生き生きしている寺西くんを見れて本当に嬉しかったです!!!本当に自慢の担当です。

 

残り少しの東京公演と大阪公演。最後まで怪我せず楽しくやり遂げてほしいと思います。

ぜひ、皆様足を運んてください!!!!

 

 

素敵な舞台をありがとう。

 

 

 

 

 

*1:めちゃくちゃ謎